2016.07.25

ソフトバンクのARM買収について私見

ソフトバンクが、手元の2兆円に借入1兆円を追加して、ARMを買収しました。
僕は、ARMという会社については今回の報道までに知りませんでしたが、一応、IoTの製品を作っているメーカーなので、何をやっているかは、説明をしてもらった後に理解できました。

以下、勝手な想像なのですが・・・
孫さんは、今回の買収を2週間で決めた、というお話ですが、本当だと思います。
以前から存在は知っていて、いいなぁ、と思っていたものを、なぜ2週間で買う決断に至ったのか。

それは、退任されたニケシュ・アローラ元副社長が、「投資回収」と「財務改善」のために、2兆円という現金を置いて行ったからだと思います。

お金があると、どうしても使ってしまう人って、いますよね。
孫さんはその典型で、お金を手元においておけない。
すでに12兆近くの借金がある状態でも、手元に2兆円もお金があれば、「これで何かできるんじゃないか。これを投資すれば、大きなリターンになるんじゃないか。」と、使ってしまう。

そう思って、2兆円の使い道をうずうずしながら考えていたタイミングで、イギリスがEUを離脱し、ポンドが大幅に下落した。
「今なら、イギリスの企業が安く買える。どこか良い企業はあったかな? あっ、ARMがあるじゃないか!」って流れではないかと勝手に想像。

上記は勝手な憶測ですが、
『ARMを買うために2兆円を準備したわけではなく、アローラさんが2兆円を残したからARMの買収を思いついた』という説は、かなり自信があります。

多くの経営者は、会社がある程度大きな帝国になった段階で、「この帝国を盤石なものに」と思うのですが、孫さんの場合、あれだけ大きな帝国になったにもかかわらず、社運をかけた賭けを辞めないところが、本当にすごいですよね。

孫さんについては、いろいろな意見があると思っていますが、一代であれだけの賭けを続けられる神経という胆力に、感服します。