2016.08.19

会社を興すことと市場を興すことの違い

よくある「ベンチャーと中小企業の違い」論争の中で、一つ、大事だな、と思っているのが、新しい市場を作るビジネスかどうかだと思います。

僕は不動産の経験が長いので、自分で確実に食べていける会社を興すとしたら、不動産仲介会社や不動産管理会社を立ち上げて、手数料でコツコツ稼ぎながら、稼いだお金で割安な不動産を見つけて購入し、家賃収入&手数料収入というモデルにします。

もちろん、そんなに簡単なことではないので、大変努力をしなくてはいけないでしょうが、すでに収益化が出来上がっているビジネスモデルなので、何をすればいいか、が明確です。

一方で、今、ライナフでやっているような、スマートロックと連動した無人内覧サービス、無人貸し会議サービスなどは、今まで世の中になかった新サービスであり、ニーズが本当にあるのか、認知してもらえるのか、サービスとして儲かるのか、が不透明な、まったくのニュービジネスになります。

このサービスが大ヒットし、他社も追随してくるよういなると、「不動産の無人運営サービス」という新しい市場が出来上がるのですが、今はまだ市場もない状態でして、市場を作るところから始めなくてはいけません。

Googleの検索ビジネスも、FacebookのSNSビジネスも、もっと昔でいえば自動車産業や、東インド会社でさえも、最初は広がるかどうかもわからないニュービジネスだったのでしょう。

こういったニュービジネスににチャレンジする会社をベンチャー企業と呼び、既存のビジネスモデルで手堅く稼ぐ会社は、非ベンチャー企業=事業会社、と呼ぶ方がしっくりきます。

新しい市場を作るということ。

大きなリスクと大きなチャンスが同時に手の中にある、ドキドキ感を味わいながら今日も頑張ります。