株式会社ライナフ

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カメラの歴史

2020, 05/01

先日、某鍵の大手代理店様に、基調講演のために呼ばれました。

スマートロックメーカーの社長だから、として呼ばれたのですが、張り切って、カメラの変化について説明をさせていただきました。

いわゆる、フィルム式カメラの普及のきっかけは、コダックが1888年に販売をしたことです。

この時代は、コダック一強で、カメラのシェア90%以上、フィルムシェアも90%以上、現像店のチェーンはコダックのフランチャイズが95%、という状況だったそうです。

日本では、富士フィルムが1986年に、使い捨てカメラ「写ルンです」を発売しました。

日本で使い捨てカメラといえば、緑の富士フィルム製と、黄色のコダック製、の2種類しか記憶にありません。

アメリカではコダック1強でしたか、日本では富士フィルムとコダックが競っていました。

そして、長く続いてフィルムカメラ時代に、終止符が打てる時が来ます。

1995年、Windows95の発売と同じ年に、CASIOがデジタルカメラを発売します。このデジタルカメラがヒットし、世の中にデジタルカメラが増えていくのです。

デジタルカメラも、当初は「画像が荒い」「印刷に耐えられない」「印刷する機会がない」「パソコンを持っていない」「パソコンの処理能力が足りない」と、散々言われていましたね、懐かしい。

その後、デジタルカメラはぐんぐんと増え、パソコンも普及し、家庭用プリンターも高性能になっていきます。

そもそも、写真を撮影しても、印刷しなくなりましたしね・・・。

そして、2013年には、コダックが破綻します。

カメラの歴史を作ってきた、あのコダックが・・・。

日本全国に34,000店舗あった写真現像ショップは、どんどん減少し、2013年には9,000店舗まで減っていました。コダックの淘汰と同時に、4分の3の写真屋が、淘汰されました。

デジタルカメラの販売数はどんどん伸び、全国民が一人1台、持つ勢いでした。

2008年には、ピークの年間販売数1000万台まで伸びました。そこが、てっぺんでした。

そして、2008年には、iPhoneが発売されました。

まさにこの年から、デジタルカメラの販売数は落ちていきます。

2016年には、5分の1の200万台まで落ち、現在減っています。

デジカメを最初にヒットさせたCASIOは、2018年にデジカメから撤退しました。

結局、すべて、スマホに淘汰されてしまいました。

ですが、ここまで名前が出てきた中で、1社、カメラ事業から大きく進化した会社があります。

富士フィルムです。

2000年時点で、富士フィルムにとってカメラ事業は、全体の利益の70%を占めていました。

しかし、20年後の2019年には、1%未満です。

代わりに、カメラ現像で培った化学の研究開発力を使って、医療分野や美容分野で稼ぐ会社へと、変容しています。

そして、今回のコロナの中でも、「アビガン」を開発し、いち早く、特効薬に手を上げました。

どんな状況でも、会社は変われるのです。

そして、その会社を変えるのは、人なんです。

人が変われば、会社が変わる。

会社が変わらないのを嘆く暇があれば、自分が変わる方が、ずっと、近道です。