2019.01.04

ライバルの不幸を祈らずに戦えるか

あなたは、スポーツ競技をしていたとき、相手の失敗を祈ったことはありますか?

サッカーならPKで相手が外すことを、バスケならフリースローで相手が外すことを、フィギアスケートならライバルが転ぶことを。

本気で、人生をかけてライナフを経営していると、いつの間にか、知らず知らずの間に競合他社の失敗を期待している自分に、ふと気づきました。

新サービスが失敗することや、悪い評判がたつことや、組織が悪い雰囲気になることを、心のどこかで期待している自分がいたのです。

そのことに気づいて、とても反省しました。

僕はまだ、ビジネスを戦争に例えてしまうような人間なのか、と。

ビジネスを戦争に例えると、相手の情報を盗み聞き、スパイを送り内部をかく乱し、内部崩壊を図ることなど、当然のことのように思えます。

しかし、ビジネスを戦争に例えてしまった瞬間に、そこからお客さんの存在が消えてしまいます。
戦争は、敵国に勝つためにするので、お客さん、という存在がどこにも存在しないのです。

だから、ビジネスは戦争に例えてはいけない。
むしろ、例えるならマラソンとか、そういう「自分との闘い」の結果として、順位が決まるような、そんなスポーツに例えなくてはいけない。

自分の目の前を走るライバルのランナーが転ぶことを期待しながら走るのではなく、どうすれば目の前のランナーを抜けるかを考えることこそが、
健全だと思うのです。

昔、アメリカのベンチャーキャピタリストが、
「どのベンチャーも、ライバルの頭をスリッパで叩くことしか考えていない。そんなことを考える暇があるなら、もっとプロダクトを磨く時間にあてろ。」と言っていましたが、本当にその通りですね。

人間、必死になるといつの間にかダークサイドに落ちてしまうことがあるので、気をつけなくては。