「説明に来てほしい。」と言われる悩ましさ。

自社の製品やサービスを、パーティーなどで積極的に宣伝しています。
多くの方々が集まる場なので、スマートロックとその周辺サービスの認知度を上げていくためです。
すると、たまに「スマートロックを1台、購入を検討したいから、説明に来てほしい。」という要望をいただきます。
また、善意で他のお客様をご紹介いただくケースでも、「ライナフさんのスマートロックを他の人に話したら、すごい興味がある、と言ってくれたので、一度営業に行ってみてくれないか。」というものです。
ご興味を持っていただけるのは大変ありがたい！！のですが・・・スマートロックを1台、販売するためにご訪問をするのは、とても難しく、遠回しにお断りすることもあります。
といいますのも、スマートロック自体は月額課金が発生するようなサービスでもなく、1台あたりの利幅は決して大きくないため、1台の販売のために誰かが訪問をすると、人件費を考えるとその時点で成約に至ったとしても赤字決定なのです。
ただ、そのお客様が大量に購入する可能性があったり、月額課金のサービスもご利用いただくとなると、話は違ってきます。
その見極めが大変難しく、また、よくよくお話を聞いてから「1台を買うだけならご訪問は出来ません。」とお断りするのもまた、難しく、よく悩みます。
さらに、人によっては「1台買ったら、取り付けも当然、タダでやってくれるんだよね？」という方もおられまして、これがまた知り合いの方だと、なんとも設置料という人件費部分を請求しづらいのです。
「え？滝沢さん、もう友達なんだからタダで設置くらいやってよ、買うんだからさ。」となるわけです。
そうして縁故でご販売したお客様は、製品に不具合が出たり使い方がわからないときに、サポートコールセンターへかけず、僕に直接、連絡をいただいたりします。
その場合は、やんわりと「僕よりもサポートコールセンターの方が詳しいので、そちらへご連絡いただいた方が早いですよ。」とお伝えするようにしています。
自分たちが生み出した商品に興味を持ってくれること、そして買ってくれることは、本当に本当に嬉しいのですが、商売であることを考えると、やはり過度なサービスは禁物だな、と感じました。