すべて社長のせいで、社長がボトルネックである、という話。
2020, 02/16
いや、十分、わかっていますよ。
会社がうまくいくかどうか、働いてるメンバーが楽しいかどうか、お給料を高い水準で払えるかどうか、やりがいのある職場にできているかどうか、すべての原因を創業者であり社長である、僕に帰結させることほど、簡単な議論はありません。
「社長がボトルネックだよね。」
「社長が変わらないと、会社は変わらないよね。」
そんなこと、100も承知の助です!!
でも、社長がすべての問題を解決していたら、会社は本当に大きくなるのでしょうか?
社長がスーパーマンで、聖徳大使で、常に正確な判断をしていたら、会社は良くなっていくのでしょうか?
逆だと思うんです。
社長が常に正しい判断をし、視野が広く、みんなに目が配れて、ボトルネックを探し出して解決するのがものすごい上手な人だとすると、きっと、その会社は大きくならないと思うんです。
社長はすべての最終責任を負いますが、一つ一つの仕事に対して、現場の人が責任感を持たない限りは、その会社は大きくならないです。
「社長がなんとかしろ!」というのは、自分の人生に納得できない人が「首相のせいだ。」って言い続けているようなものです。
結局、会社の器を決めるのは、社長も含めたメンバー全員です。
他責ではなく、自責で考えられる人だけが、成長していくことができるのです。