もっと自分のことを理解してほしいと願う人へ
2024, 01/21
成長速度の速い人と、そうではない人の、大きな意識の差として、
「もっと自分のことを理解してほしい」という願い、の有無があります。
何かがうまくいかなかったとき、「自分の何が悪かったのか。」という問いにこそ、答えはあるのですが、「相手の何が悪いのか」「どうやったらそれを治してもらえるのか」「どうやったら自分をもっと理解してもらえるのか」に、意識を使いすぎている人が多すぎます。
物事を客観的に分析するときに、もちろん、自分以外の要素に負があることも多々ありますが、そっちに意識を使いすぎていて、「自分は何が悪かったか」「次は自分はどうすればいいか」の内省が疎かになってしまうと、その人の成長速度は明らかに遅くなります。
大成功している方々とお話していると、すごく自然に、さらりと、「あのとき僕がもっとこうしていればこうだったんだけどね。」という言葉を、びっくりするほど、よく聞くのです。
逆に、なかなか成長していない人と話すと、「自分はこうなのにそれを理解してもらえない」というセリフを、よく聞くのです。
2500年続くベストセラーである、『論語』のなかに
「人の己を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患うるなり」
という言葉があります。
意味は、「人が自分のことを正しく理解してくれないことを思い悩んでもしかたない。それよりも、自分が人を正しく理解していないことを心配すべきである」、というものです。
紀元前から言われ続けるくらい、人の真実の1つなのかもしれません。