カタンと、出る釘は打たれる、という話。
社内で、カタン、というボードゲームが流行っています。
カタン自体は、30年くらい前に生まれたゲームで、僕が高校時代にも流行っていた記憶があります。
(僕の高校時代、と書いて、20年前という事実に衝撃を受けました。)
ゲームを簡単に説明すると、
無人島に4人で入植したメンバーが、それぞれ、開拓地や都市を作りながら、島を発展させていくゲームです。
運の要素、腕前の要素、交渉の要素があります。
夕方18時になると、やりたい人たちが集まりはじめ、金曜日などはちょこちょこ徹夜でやっているようです。
30代で徹夜できるとか、マジ尊敬っす。
そして、このゲームの大事な要素に・・・目立たない事、というのがあります。
リードしている状態で目立つと、全員の妨害にあうからです。
いかに、最後まで目立たずに優勝するか、が大事です。
最近の報道を見ていると、目立った社長さんがめっちゃ叩かれています。
その目立ち方が、会社の本業ではなく、恋愛だったり、SNSだったりすると、本当に叩かれやすい。
社長だから本業で目立つのは当然として、そうじゃない理由で目立つ場合は、目を付けられますよね。
ホリエモンとか、その典型ですし。
よく、出る釘は打たれる、と言います。そして、出過ぎた釘は打たれない、とも言われます。
本当に、出過ぎた釘は打たれないのでしょうか?
これを考える場合、その出過ぎた、といのが、どのくらいの規模で出過ぎたかが重要です。
例えば、ZOZOの前澤さんの場合、アパレル業界の中では出過ぎた釘、までいったため、その中では公然と叩かれないポジションまで行ったと思うのです。
ただ、アパレル以外の、日本全国で見たら、まだまだ出過ぎた、までは行っていないため、その言動が目立つと叩かれる。
お笑いの世界では出過ぎた釘として叩かれなくても、政治家や財界を相手にしはじめると、世間から叩かれるようになる。
学校のクラスの中では派手にふるまえてても、学校で有名になると、先輩たちに〆られる、みたいな。
結局、出る釘はやはり打たれるもので、打たれるかどうかは、チャレンジするステージによると思うのです。
目立たず、しかし、しっかりと事業を進め、気づいたら優勝するような、そんなプレー。
会社の経営の中でも大事だな、と思っています。