サービスが広がるための到達点

いろいろなサービスを立ち上げながら試行錯誤し、一つ、気づいたことがあります。
それは、サービスが広がるための到達点、というか、品質というか、中身というか。
うまく言えないのですが、例えば、私の作っているスマートロックを使った不動産サービスにおいては、「ガラケーで操作ができる。」というのが、企業が採用してくれる到達点でした。
ガラケー対応ができていない間は、一社も採用してくれなかったのです。
例えば、LINEでは、ユーザーへの普及率だったと思います。一定数のユーザーに広まってからの、爆発的な広がり。
例えば、携帯電話においては、通話品質とつながりやすさ。一定の通話品質とつながりやすさがあれば、月10万円でも、契約する人はたくさんいるでしょう。
こういった、ある一定ラインのサービス品質を超えたときに、爆発的に広がる、というのを、事業をやりながら感じることがあります。
お客さんと話していて、「あ、ここが到達点だ。ここを超えれば、広がる。」と気づくときです。
それに気づいたら、その到達点に達するまでは全力で、最短で、誰よりも早く到達する必要があります。
試行錯誤をしながら進めるのではなく、見つけた到達点に一直線に進まなくてはいけないのです。
到達点に達したら、そこで初めて、大規模な広告宣伝をすることができます。
周りを見ると、そこに到達する前に広告宣伝をするベンチャーが多く、
「今のサービスレベルで広告費をかけてもダメだろうに・・・」と思うこと多々です。
しかるべき時がきたら、うちも、大規模な広告宣伝を展開する予定ですので、お楽しみに。