セキュリティとシェアの二律背反
2016, 09/09
たぶん、不動産活用を考えたことがある人ならみんな通る道です。
セキュリティを取るか、シェアをとるか。
あ、ここでいうシェアというのは、「業界シェア」のシェアではなく、カーシェアやシェアハウスのシェア、です。
シェアハウスも、今はだいぶ定着してきましたが、ちょと前までは不特定多数が出入りするってことで、大家から嫌がられていましたからね。
不動産のセキュリティを上げれば上げるほど、居住者は安心をしますが、その不動産は居住以外の用途、例えば民泊や時間貸しなどには向かなくなり、将来の期待収益は落ちていきます。
高級マンションで民泊運営すると、住民から大変嫌がられ、「せっかく高い家賃を出して安心を買っているのに、なんてことをしてくれるんだ!」と怒られるそうです。
まぁ、ごもっともですね。
というわけで、これからの不動産投資の方向性として、「高セキュリティ&高賃料」を目指すか「中セキュリティ&将来的にシェアも可能」にするか、オーナーの考えがにじみ出てくることとなるでしょう。