株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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ライナフを退職した人々

2020, 08/23

ライナフでは、退職する人が出たときに、送別会を開き、お花を渡します。

周りのベンチャー企業を聞いていると、意外と、これが難しいことがわかります。

送別会、開いてないんですよね。多くは。

また、退職者と現職者が交流することを嫌がるのも、社長あるある、です。

僕も、4年前くらいは難しかったかな・・・。

退職を申し出られると、会社(=自分)を否定された気持ちになり、悲しく、辛い気持ちになります。

それは、会社の未熟さ(=自分の未熟さ)への反省と、相手への(勝手な)期待を裏切られた、という気持ち、が原因です。

会社と、そこで働く社員の人の関係や、よく恋愛や結婚にたとえられます。

退職者に優しくできない会社は、恋愛で言うと

「愛してほしい」「もっと自分に優しくしてほしい」「自分希望は叶えてほしい」「家事はしっかりしてほしい」「お金もかせいできてほしい」

みたいに、相手にばかり求めている、そんな心境だと思うんです。

だから、それらが叶えてもらえないと、「裏切られた!」っていう想いになる。

僕も、昔はそうだったと、反省しています。

で、今は、というと、

「実力をつけてほしい」「仕事は楽しい、と感じてほしい」「社会人としてスキルを上げてほしい」「汎用的な資格を取得してほしい」「ライナフを利用して未来をつかんでほしい」

と、どちらかというと、その人の、社会人としての幸せを祈るような気持ちになりました。

そうなってからは、退職者が出てることをネガティブに考えなくなりました。

もちろん、何かしらの反省もあるとは思うので、何が退職の原因か?については、話し合い、これからに結びつけようと思いますが、そこには、「裏切られた」というような負の感情はないです。

出会いもあれば、別れもある。

出会って、絶対に別れないことが、最良というわけではない。

「昔、ライナフで働いていたんだよ。」

退職した人が、そう、胸を張って言えるような会社になることが、退職した方への一番の贈り物ではないかと思っています。