不動産業界を変えるには
不動産業界を変えるために、必要なこと。
それは、大手企業、老舗企業と仲良くすることだと思います。
不動産業は、インターネット事業と違い歴史が古いため、がっちりと既得権益が固まっています。(悪い意味じゃないですよ。)
歴史の古い業種は、既得権益が固まっていることが多く、銀行だって、ネットバンクがどんどん出てきても、3大メガバンクのように社会のインフラの中心になるとは誰も思っていないでしょう。
他に既得権益の強い業種というと、セキュリティ業界とかもその一つですね。
公共団体や大手企業がセキュリティ企業を選ぶときに、長嶋さんでお馴染みのS社と、吉田選手が目から光線を出すA社の2択になります。
両企業とも、昭和の東京オリンピックの際に、国から指定警備会社となり、それを機に急拡大をした会社です。
で、何が言いたいかというと、大手企業や既存企業を脅かす存在として会社の知名度を上げるのか、フレンドリーな存在として知名度を上げていくのか、そこが戦略だな、と。
ライナフは完全に後者を選んでおり、既得権益を批判したり、潰したりすることは現時点では避けて通っています。
大手企業も、今の不動産業界の構造には問題意識を持っているものの、既得権益があまりに多いため身動きがとりづらい。
そこで、ライナフのようなベンチャー企業が、小回りを利かせながら様々な大手企業と提携を重ね、業界の構造を少しずつ変えていく、という役回りです。
公表をしていない大手との提携は、実は相当数あり、しかるべきタイミングと打ち出し方を考えているところです。
大手との提携を打ち上げ花火のように打ち上げまくるピカピカ若手ベンチャー企業とは違う、大人のベンチャーとして、地道に頑張っていきます。