世界進出を目指すと言ったら、案の定、足元を見ろ、と言われたでござる。
2016, 11/17
先日、銀行の方と打ち合わせをしたとき。
銀行の偉い方「今後の展開はどのように?」
滝沢「世界への進出も視野にいれて、事業を進めています。」
銀行の偉い方「素晴らしいですね。でもまずは、足元の国内で頑張ってください。」
はい、予想通り、「まずは国内がんばれ」って言われました。
大人の意見として、そして正論として、この「まずは国内がんばれ」は、合っていると思います。
ですが、この発想をしている限り、日本から世界ベンチャーは生まれません。
日本市場を征するまで海外には出ない。
それでは、確実にスピードで負けてしまいます。
アメリカのベンチャーも、ヨーロッパのベンチャーも、イスラエルも、韓国も、台湾も、ベンチャー企業は、「このサービスは世界でヒットするか。」「この商品は世界にニーズがあるか。」「この会社は世界で大きくなれるか。」「このサイトは世界で・・・」と、世界を見ながら新しいサービスを作ります。
ところが、日本のベンチャーはなぜか、国内にニーズがあるか、に話が終始しがちです。
VCも、銀行も、国内での需要ばかりを見ます。
それだけ海外で勝つのは難しく、不確実性が高いということなのでしょうけれど、世界規模で戦うのが前提となっている諸外国に比べて、あまりに内向きだと思うのです。
と、いうわけで、「まずは国内やれよ」って言葉を片耳でしっかりと聞きつつ、海外展開を粛々と進めていこうと思います。