中国がETCを導入しない理由
2015, 04/15
中国では、高速道路の料金所で必ず渋滞がおきます。
なんでETCを導入しないのか?
と質問をしたところ、面白い答えが返ってきました。
中国の高速道路料金所は、1つのレーンを2人の人が交代制で担当し、1時間働いてい1時間休む、という勤務形態だそうです。
で、お給料は普通のサラリーマンの3倍。
この仕事につけるのは、中国の交通局の親族や知り合いだけらしいです。
つまり、ETCを導入すると、交通局の人たちに美味しい仕事がなくなってしまうので、交通局はETCを導入する気はないそうです。
なるほど、確かに、それによって不便を被るのは国民で、役人の人たちにとっては積極的に導入する意味はないな、と変に納得しました。
これが、民主主義と共産主義の違いなんだなぁ、と。
ビジネスでは資本主義がかなり浸透していますが、ビジネス以外の社会インフラは、やはり共産主義ですね。