株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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事業の集中と黒船のジレンマ

2017, 03/03

ベンチャーは1つのサービスに集中をした方が良い。
これは、よく言われることですし、私自身、よく理解しているつもりです。つもり、です。
ただ、実際に事業をやっていて、このテーマに対して一つ、大きなジレンマを感じます。
それは、黒船(=大手企業)の存在です。
1つの事業に集中をして展開を進めているときに、同じサービスを資本力も人数も多い大手企業が、まったく真似をしてきたとします。
この時に、本腰を入れてきた大手企業に対して、ベンチャーはどう戦えば良いでしょうか?
実際に、スマートロックを作ってリリースをしたら、ほぼ同時期にSONY資本がやってきたり、最近もリクルートがやってきたり、黒船が何隻もやってくるため、黒船到来のジレンマは常に感じています。
大手に勝つためには、そのサービスを圧倒的な切れ味に磨き上げて、真っ向勝負、というのが正攻法でしょう。
正面から入れて、がっちっと刀と刀を合わせて、腕を競うのです。
もう一つの方法は、こちらが道を少しずれて、相手とは別の方向に進む方法です。
スマートロックの販売数では競わず、サービスで戦う、という今のライナフのやり方はこれに近いですし、現実的な対応だと思います。
最後の方法は、これまでのサービスを捨てて素早く、まったく別の分野に切り替えること。
戦わずに逃げる!みたいな方法ですが、手元のお金があるうちは賢明な方法かもしれません。
1つのサービスに集中しなさい!とよく言われるのですが、経営をしているとどうしても、大手企業の本格参入を可能性の一つとして考えながら意思決定をしてしまうため、1つのサービスに絞り切らず、複数の、親和性のあるサービスを立ち上げたくなってしまうのです。
最終的に、それらの複数のサービスが全て結びついて、一貫性のある巨大なサービスとなる像を想像しながら、複数のサービスを同時に開発しているのが、今のライナフの姿です。
その巨大な像が形になるまでは、黒船の襲来と手元資金を常にしながら、難しい舵取りが続きます・・・。