人は対等ではない
2023, 11/19
すべての人間は平等ですが、社会の中では対等ではありません。
対等ではないことで、成り立っているのが社会、ともいえます。
例えば、学校の現場において、子供と先生が対等の立場であれば、誰も先生の注意を聞く必要はないですし、「廊下を走らないで」といっても、「いわれる筋合いはない」となってしまいます。
警察との関係も、対等ではないから、言うことを聞くことで社会が回るのです。
フラットな組織がよい、という今風な考えのもと、これをはき違えてしまうと、会社という組織は動かなくなります。
誰が注意をしても、その注意に従う必要がないからです。
だから、会社では役職が上位の人が、下位の人に指示をする権限をもっています。
ではもし、自分に指示を出す人が理不尽で無能で自分に対して攻撃的だったら?
学校では、これがなかなか逃げられないです。担任の先生を変えてもらうのは、かなり至難の業。教育委員会とか使うのかなぁ・・・。
職場では、比較的これは実現しやすいです、今の時代。
そう、転職すればいいのです。
上司が外れだ、この人の指示には従いたくない、従ったら自分がダメになってしまう。
そう思ったら、転職すればいいのです。
組織において、人は決して、すべての同組織の人と対等になることは、ありえません。
一方で、その組織を抜ける自由も、皆さんにはあるのです。
組織のトップとして、メンバーが一緒に仕事をしたいと思える会社であるとともに、しっかりと実力と自信を育てられる会社にしていこうと思っています。