会社をつぶさないために
2016, 04/01
最近、1年くらい前から仲のよいベンチャー企業の人とお話をしたのですが、事業内容が変わっていました。
以前は、「メディア事業」という、いろいろな記事を載せて広告収入を得る事業をしていたのですが、最近は「受託事業」という、企業から
これを作って、と言われたものを作る手堅い事業メインに事業内容が変わっていました。
メディア事業の場合、それが多くの人に見てもらえるメディアに育つまでとても時間がかかり、また、広告主を探すのもけっこう大変なので、
育つまで時間がかかるのですが、受託事業の場合、ちゃんと営業をしていれば着実に仕事を得ることができ、また、原価+利益を請求できるので、
最小のリスクで進められます。
例えるなら、新聞会社を作るのをいったん諦めて、1本いくらで記事を書く仕事に変更した、というような感じでしょうか。
メディア事業のまま進めていたら、会社がつぶれると判断をして、受託事業メインに変更をしたそうです。
受託をして手堅く稼ぎながら、メディアをじっくりと育てるとのこと。
この判断を聞いて、あぁ、えらいなぁ、と感心をしました。
IT業界の中では、受託はいわゆる下請け業務になるので、かっこいいIT企業経営を目指す人は、敬遠する傾向にあります。
ですが、会社がつぶれたら、元も子もありません。
会社をつぶさないために、まずは手堅く受託で稼ぐ。
こういった手堅い判断をできる会社は、どんな状況でも、簡単にはつぶれないんだろうなぁ、と思いました。
うちが同じ状況になったら?
それは、、、、どうするのかなぁ。。。。まだわかりません。