僕は100ｍを9秒台で走れない

最近、やっと気づいたことがあります。

僕は100ｍを、生まれつき、どんなに努力をしても、9秒台では走れません。

挑戦したことがないので、100％とは言えませんが、99.999％、どんなに努力をしても走れないと思います。

もし、努力して9秒台がだせるようなら、他のスポーツでも、もっと運動神経がよかったと思います。

これを、なぜ、いまさら気づいたかというと、どうしても、「人は努力すれば、不可能を可能にできる。」と信じていて、「できるようにならないのは、努力が足りないからだ。」と思っている節が、ずーっとあったからです。

でも、努力でどうにかなる範囲は、人によってばらばらで、僕は頑張っても100ｍを9秒台では走れないのです。

これは、身体活動だけではなく、知的活動においても、同じだと思います。

真にＩＱが高い人と出会うと、「あぁ、この人には頭の回転では勝てないな。」と思うことも、社会人になってから何度かありました。

人は生まれつきもった、能力、特色、傾向、があり、それを受け入れてはじめて、自分の強みを伸ばしていくことができる・・・。

こんな簡単なことに、つい最近まで本当の意味で気づいていませんでした。

それによって、人に不要なプレッシャーをかけたりしてしまっていたな、、、と反省しきりです。