効率化を「寂しいねぇ」みたいに言う昭和の人
ライナフが取り組んでいるのは、不動産業界における効率化、仕組み化です。
スマートロックもWebサービスも、全ては不動産業界の効率化、仕組み化のためであり、それを通して不動産の新しい使い方の発明、収益の最大化、社会への貢献を目指しています。
そして、効率化の話をしていると、たまに、このようなセリフにであることがあります。
「そんなの、社員がやればいいことじゃん。」
鍵の開け閉めだったり、内覧の予約の受付だったり、何を提案しても「それは人がやればよい」という答えをされるのです。
サービスの価格を聞いて、その値段と人件費を比べた上で、そう言われるならわかるのですが、値段を聞く前から「人がやるから良い。」と言われると、この人はいったい何を言っているんだろう?と不思議にすら思います。
より話を聞いていくと、「うちは鍵を人が開けることがおもてなしだと思っている。」「人が対応してこそ、価値がある。」というのです。
わからないでもない。特に、営業をやっていると。
ただ、確実に言えるのは、単に鍵を開けに行ったことで生まれる営業効果はわずかであり、その人の移動時間の方がよっぽどもったいない。
そして、一番思うのは、鍵を開けに行く移動時間の分だけ、他の顧客への営業や丁寧なおもてなしに時間を使う、という発想はないのか?ということです。
世の中が効率化されていくことについて、「寂しいねぇ」と昭和の人がいうところをみかけますが、それこそ想像力の欠如です。
例えば、コンビニのレジをセルフレジにしたりレジ不要にしたりすると、必ず「人と人との交流がうんぬん」という意見が出ますが、レジに張り付いていた人たちを売り場にコンシェルジュや案内係として出せば、
今まで以上のおもてなしができるではないですか。
レジに3名いた人なくして、入り口で丁寧なおもてなしや困っている人のサポートをする方が、はるかにサービスの向上になります。
効率化に対して異を唱える人の多くは、この発想がありません。
効率化によって生まれた時間で何をするか。
それを考えられる会社が、これからの世の中で残っていく会社になるでしょう。