反社会的勢力との対峙
社長の仕事はいろいろありますが、その一つが、悪い人たちから会社を守ることだと思います。
それこそ、会社に暴力的な人たちが殴り込んできたときに、まず真っ先に対峙すべきだと、思っています。
不動産関係の仕事に携わるようになってから、世の中には、ごく普通に、大声で誰かを脅して交渉をしようとする人がいることに気づきました。
彼らは、あからさまな脅迫の言葉をいいません。「殺すぞ。」とか。
その代わり、明らかに見た目が怖く、声が大きく、丁寧な言葉で脅しをかけてきます。
はじめて、この手の方々と会ったのは23歳のときでした。当時、務めていた不動産会社に乗り込んできたとき、35歳だった社長が、とても落ち着いた様子で、入り口で対峙し、向こうの言い分をまったく聞くことなく、跳ね除けていたのをとても覚えています。
自分もいつか、あぁやって声のでかい人たちと対決するのかなぁ、と思いました。
今なら、その時の社長の気持ちがとてもよくわかります。
おかしな人たちが乗り込んできたとき、いちゃもんを付けられたときに、僕は会社を守るために、毅然と対峙することができます。
これまでの経験は、あまり関係ありません。
今、自分にあるのは、絶対的な、覚悟です。
覚悟がある人間は、強いです。
覚悟を決めて、ひるむことなく、悪い人たちの言い分を全て突っぱねて、会社を守ります。
もちろん、暴力的な手段をこちらから取ることはありません。
少しでも相手に触ったら、相手の思う壺なので。
社会には、悪い人たちがたくさんいて、騙そうとして来る人、脅そうとしてくる人、嫌がらせをしてくる人がいます。
そういった人たちと対峙していくことも、社長としての責務だと考えています。