日本郵政の野村不動産買収について思うこと
2017, 05/16
日本郵政が野村不動産を買収するというニュースが出ました。
驚きました、すごく。
確かに、日本郵政の現状は、金と土地はあるがノウハウがない、状態です。
でも、これはさすがに違うでしょ??と思わざるをえません。
だって、日本郵政はもともと国営企業で、国営企業が民間企業を買収するなら、それはもう、社会主義です。
一番懸念しているのは、野村不動産を買収した後、野村不動産自体が弱くなることです。
日本郵政が買収後、野村不動産の社長や役員に日本郵政のエライ人が入ってきたとして、野村不動産の事業は以前よりも良くなるでしょうか?
日本郵政は野村不動産から何かを学ぼう、という謙虚な姿勢を持っているでしょうか?
不動産業界全体で長期的な視点に立ったとき、野村不動産という不動産のスペシャル企業が1社消えてしまう、という損失の方が大きい気がしてなりません。
日本郵政さん、買収せずに、健全に各不動産会社と付き合いながら、社内ノウハウの育成を早急に進めてください。