日焼けサロン体験記その2
【これまでの流れ】
高校時代の部活の同窓会を開催することになった滝沢は、知人からの推奨で自らの仮装をレーザーラモンHGに決めた!
しかし、完璧なレーザーラモンHGになるためには、足りないものがたくさんある!
RGの方だったら楽だったのに!
そして、HGになるために、滝沢は筋トレと日サロ通いを決意するのであった。
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まず、ネットで情報収集。
ふむふむ、ターミナル駅だと、相場は1回3,000円くらいか。
安いところだと、1回1,000円というところもあるようだけれど、雑居ビルの中の怪しい、タコ部屋のようなところのようだ。
日サロ初心者は、多少、高くても、大手の安心できるところが良いだろう。
そういうわけで、私のが選んだのは、新宿にある大手チェーン、SOLE(ソーレ)新宿東口店、である。
お店の写真に写っている女性店長は、ばっちり日焼けをしている。仕事の空いている時間に焼いたりするのかな。
事前に電話で、次の日曜日の13時に予約を入れ、いざ出陣。
当日、お店に行くと、HPに顔写真の出ていた女性店長にお出迎えいただいた。
はじめてであることを伝えると、まず、問診票を渡される。
どの程度焼きたいか?肌は弱い方か? などなど。
今回は、「自然な黒さ」ぐらいを選んだ。
はじめての場合、下地(ベース)を作ってから、本格的に日焼けデビューができるらしい。
その下地を作るためには、20分程度×3回を短期間に行かないと、ダメとのこと。
やばい、本番まで1週間しかないから、2日に1回のペースで今週は間に合わないではないか・・・。
なお、通常はの下地作りは、3日おきに通うくらいで4回、つまり半月くらいをかけて作るとのこと。
うーん、スタートが遅すぎたなぁ。
問診票が終わると、
「こちらのタブレットで館内の説明をしているので、ご覧ください。5分くらいで見終わります。」と、iPadを渡された。
iPadの動画では、さっきまで話していた女性店長さんが、対面よりも1.5倍くらいの笑顔でにこやかに、館内の設備の説明や日焼けマシーンの使い方、シャワーの使い方、注意事項を説明していた。
ちゃんとしたプロに頼んだ動画というよりは、自分たちで撮影して、すこし編集をしたくらいの、手作り感のある動画である。
確かに、初めての人に毎回、同じ説明をするよりは、こうやって一度、動画で撮影した方が説明が省けて楽だ。
「見終わりました。」
そう伝えると、先ほどの動画より3分の2くらいの笑顔で、「何か必要なものはありますか?」
と聞かれた、なんとなく「顔用のタオルを貸してください。」と伝えた。
先ほど、動画を見ている最中に受付をしたベテラン男性が、同じ言葉を言っていたからだ。
他にも、髪留めのゴムなどこまごまとした貸し出し品がある様子。
通所は25分コースが最短なのですが、今回は、初回なので少し控えめに、20分に減らしてもらいました。
タオルを受け取り、いざ、マシーンへ!!
靴を下駄箱へ入れて、狭い廊下を歩いて指定された番号の部屋に入ると、そこは2畳くらいの狭い空間だった。
そして、部屋の半分を占めているのは、初めてみる日焼けマシーン。
この時はまだ、この後に待ち受けている悲劇を、誰も予想できなかったのであった・・・。
次回:「全裸社長」