株式会社ライナフ

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日焼けサロン体験記その3

2020, 04/30

【これまでの流れ】

部活の同窓会の幹事になった滝沢は、自らノリノリでレーザーラモンHGの仮装をすることになったぞ!

でも、本物のレーザーラモンHG(本名:住谷正樹)は、めっちゃいい筋肉と肌の色をしている!

これはまず、何とかしないと!と、思って日サロ通いを決めた矢先に、一緒に幹事をやる予定だった演劇部の友達が何者かに襲われた!

その手口は、5年前に公演したオペラ座の怪人に似せたものだった!

犯人は、演劇部の中にいるのか?!

どんな時も、真実はいつも一つ! (ここからオープニングテーマ:小松未歩)

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日焼けマシーンの前に立った僕がすることは、1つ。

全裸になることである。

はじめて来た部屋で、全裸になるのって、めっちゃ勇気いるね!

鍵が締まっているのを、3回くらい確認しちゃったよ!

だって、全裸ですよ?

今、襲われたらまったくの丸腰。というよりも、恥ずかしい。

この、全裸になった瞬間が一番、「オレ何シテンダロ」感がありました。

全裸になったあとは、受付でもらった日焼け前用のクリームを全身に塗ります。

試供品のパックみたいな、使い切りタイプなのですが、その量が少ないため、上半身を丁寧に塗りすぎると下半身にクリームが足りなくなる!

デリケートゾーンを守るためにも、クリームは計画的に!

全身にクリームを塗り終わったら、いよいよ、日焼けマシーンに横たわります。

イメージは、大きなプラスチックの板の上に、寝る感じです。

全然柔らかくないため、割と痛い。

硬い床に横たわる感じ。

プラスチックのため、全裸で横になってもひんやり感がないのが救いです。

横になったら、マシーンの蓋を閉めます。10cmくらいの隙間を残して、蓋が閉まるとそこは、暗闇です。

頭上に設置されたインターホンを隙間から漏れる薄明かりを手掛かりに見つけ、ボタンを押します。

ポーンという音がして、「ご準備よろしいですか?」と、早口で聞かれます。

早口すぎて、「〇×▲〆※しい〇〆ωか?」としか聞こえませんでしたが、「はい」と答えました。

ブゥゥーーーーン

マシンが起動する音とともに、目の前がぱっと明るくなり、自分の周り365度が、蛍光灯のようなランプに囲まれていることに気づきます。

寝ていたプラスチック板は、透明にできており、下からも照射されます。

なるほど、これで背中も焼くことができるのか!

横になって30秒もすると、肌が温まってきて、ホカホカしてきます。

目を閉じると、太陽の下で肌を焼いているのと同じ感覚になります。

お、思ったよりも気持ちいいかも。

ちょっと熱いな、と思い始めたあたりで、顔にそよ風が当たり始めました。

ファンが動き始めたようです。

このファンは、顔のちょうど目の前にあるコントローラーから、強度を操作することができます。

目を閉じると、そよ風の中、太陽の下で肌を焼いている気分に。

そして、BGMは波の音。悪くない。

※BGMは、有線放送で自分の好きなミュージックが選べます。

海で焼くのとの違いは、

①背中が硬くて痛い。

②全裸で焼いているため、デリケートゾーンが紫外線に初めてあたり、不思議な感じ。

③マシンとファンの音が少しうるさい。

くらいかな。

頑張れば、海でバカンスしている気分に、慣れなくもない!

そんな気楽な気分になれたのは、最初の3分くらいでした・・・・。

続く