時代の先を走ることの恐怖
2020, 05/17
誰もやったことのないビジネスモデルを作るのは、怖いです。
なぜなら、失敗する可能性が、既存のビジネスモデルよりもずっと高いからです。
すでに成功事例のあるビジネスをすることは、明るい道を歩くようなもので、この先にどのような分岐点があるか、どのような険しい道があるか、どこへ続いているか、前を歩いている人は誰か、が見えています。
だから、決して楽なわけではないものの、先が見えている安心感があります。
一方で、まだ誰もやったことがないビジネスモデルを作るのは、真暗な空間を歩いているような感じです。
ゲームで例えると、まだマッピングが終わっていないマップを歩くような感じ。
険しい道を進む、というよりも、暗闇を進む、のほうが、僕はしっくりきます。
突然、道がなくなって落ちるかもしれないし、目の前の壁に気づかず衝突して頭を打つかもしれないし、実は成功までのすごい近道を歩いているのかもしれない。
暗闇の状態で足を一歩一歩前に進めること自体が、恐怖と、そして忍耐を必要とします。
大手企業から本物の新規事業が生まれづらいのは、大手企業がやっている事業は基本的にすでにビジネスモデルが確立しているモデルであるため、多くの社員が暗闇を歩いた経験がないからです。
新しいビジネスモデルを作るということは、暗闇を歩くこと。
そう、自分で理解をすることで、勇気をもって足を踏み出せる気がしました。