株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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最近のスマートロック事情

2017, 04/20

最近あまり話題にすらならなくなったスマートロックですが、各社、発売してから2年が経過し、その後どうなっているかを簡単にまとめたいと思います。
・フォトシンス「Akerun」
個人向けのAkerunよりも、AkerunProという法人向けレンタルモデルに力を入れています。
NFCと遠隔操作用ゲートウェイとSIMがついて、月額1.5万円(最近値上げしました。)
SECOMやALSOKが入れている法人向け入退室管理の代替として提案をしている様子です。
・Qrio「QrioSmartLock」
SONYとベンチャーキャピタルが共同で出資しているQrioさんですが、もっとも、モノ作り系ベンチャーとして動いています。
スマートロックの次に落とし物タグをリリース。
この落とし物タグは、滝沢も愛用しています。
法人向けには、APIやSDKといった連携用プログラムを有償で提供しているようですが、お値段が高いのか、そこまで普及していません。
ライナフに続き、ビックカメラなどの量販店での取り扱いを開始していますが、量販店での販売価格がAmazonでの販売価格より高い、という状況になっており、価格設定の難しさを感じさせます。
・ライナフ「NinjaLock」
スマートロックメーカーをやりながら、不動産向けのWebサービスをどんどんリリースしており、メインはWebサービスの会社というのがはっきりとしてきました。
NinjaLock2は海外の鍵にも対応をしているので、ハードウェアでの主戦場は海外、Webサービスは国内、という二刀流で頑張っています。
・サムスン
工事を必要とするタイプのスマートロックとしては一番広く導入されており、イッツコムやUMEなどの通信会社がOEMとして導入を進めています。
ドアに適合しない場合もそれなりにあるのですが、新築から入れる場合は問題がないため、通信と一緒に導入が決まるとまとまった数が導入されるようです。
・RemoteLock
アメリカから輸入されてきた新しいスマートロックです。
Wifiで開けるのが基本、という点が珍しいです。
アメリカのドア用に作られているため、日本のドアに着けるためにはドアに穴をあける必要があるため、苦戦しそうだなぁ・・・と思っています。
・その他
昔から電子錠を作っているメーカーが、どんどん通信に対応をしてきています。
ただ、電子錠メーカーはサーバーや暗号化、通信部分を苦手としているため、その部分は外注しているケースが多く、アプリを見ると「?」なケースも多いです。
このあたりは、ベンチャー系の方が1日の長がありそうですね。
以上、滝沢の主観と偏見による他社の分析でした。