株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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株主への責任

2017, 09/21

他の経営者の方からよくいただく質問に、「ベンチャーキャピタル(VC)から出資されると、いろいろと経営に口を出されるから、やりづらくなるっていうけど、どう?そんなにいろいろなところから出資を受けて、やりたいことができなくなってるんじゃない?」という質問を受けます。
これについては、僕は必ず、全面的にNoと答えています。
株主にベンチャーキャピタル(VC)が入っても、株主の数が増えても、事業の自由度が奪われたと思ったことは一度もありません。
あえて辛い点をあげると、事業の進捗が悪い、思ったよりも成果がでないときに、すごいプレッシャーを感じるようになった、という点くらいです。
僕は元々、サラリーマンを9年ほどしていたのもあり、上司に結果を求められることになれていますし、上司に報告を定期的にすることにも慣れています。
そのため、僕にとってのVCは、良き相談相手であり、良き上司であり、良き金主であり、良き理解者なのです。
多くのVCの担当者の方と会っていると、それこそ、お金は1万円だけでいいから出資してほしい!そして、経営の相談に親身に乗って欲しい!と思えるような方と出会うことができます。
友達関係であれば、相手が忙しいときに相談をすることをためらってしまうようなときでも、VCのように出資をして株主になってもらっていると、彼らは僕の会社を成長させることが仕事になってくるので、どんなに忙しくても親身に相談に乗ってくれます。
それも、タダです。
こんなに素敵な関係があるでしょうか?
もちろん、これからのことはわかりません。
先輩経営者にこの話をしたところ、「それはね、タッキー、まだ君はいろいろなことを経験していないからだよ。彼らは、会社が危なくなると逃げに入るからね。」と言われました。
ちなみに、先輩経営者は、一度VCに出資を受けた後、自己資金で株を買い戻しています。
未来のことはどうかわかりませんが、僕にとってVCの株主の方々は、良き仲間であり、良き上司の役割を果たしているので、僕は気の合ったVCからは出資を受けることをおススメしています。