海外進出と特許
2015, 12/11
海外進出を検討するために、法律事務所の方々とお話してきました。
特許という概念自体は世界中にあるものの、国によってその運営が違うため、海外に進出するときに特許の事前調査は必須です。
特に、アメリカでは特許侵害の訴訟で会社が潰れるので、とても慎重に出ていく必要があります。
特許の国際ルールとして、世界的に「これは私が発明しました!」と手を上げることはできるのですが、6ヶ月以内にそれぞれの国に、それぞれの国の言語で申請をする必要があります。
ですので、実は日本は穴場でして、アメリカやヨーロッパで発明された特許は、英語圏ですぐ抑えられてしまうものの、日本語に翻訳するのが大変なので、英語圏のベンチャー企業は日本ではあまり特許をとっていません。
今回、スマートロックを作るにあたって特許の調査もしたのですが、アメリカで先にスマートロックを作っている会社の特許登録がなく、ほっとしました。
海外の代理店に商品を卸して、スマートロックをぽろぽろ売るのは難しくないのですが、特許の件や各国の電波法の件を考えると、進出する国ははっきりと決めて、じっくりとその国を攻めた方が良いのかな、と思っています。
なんて書いていると、「まずは日本でシェア1位になれよ。」と突っ込まれそうですが、スマートロック自体は世界的に売れる商品だと確信しているので、世界も目指していきます。