株式会社ライナフ

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熊本の大震災で思うこと

2016, 04/19

今回の内容は、やや過激なため、賛否両論ある気がします。
今日、渋谷駅を歩いた時に、大学生風の男女が10人並んで、駅前で「大震災への募金をお願いします。」と連呼していました。
大震災が起きたときに、募金をすること、ボランティアをすることは、素晴らしいことだと思います。
何もやらないより、ずっと良いことだと思います。
でも、男女10人が並んで叫ぶより、3人が叫んで残りの7人は、アルバイトをして、そのお給料を寄付した方が、もっと良いと思います。
震災の復興をするときに、「ボランティア」や「募金」のような、人の善意による援助が注目を浴びますが、人の善意による援助は、援助の本命ではないと思っています。
人の善意による援助は、時と共に風化しやすく、また、一部の善意ある人だけに留まってしまうと思うからです。
(人の善意を無駄だと言っている訳ではありません。僕はボランティアで自分の骨髄を赤の他人に提供した人間ですので。)
災害復興の本命。
それは、いかに「災害特需」を作り出すかだと、思っています。
そしてそれには、国のサポートが欠かせません。
被災地に支店を出した場合や、飲食店などの店舗を構えた場合の税金を優遇する。
被災地の生産物に対して国が補助金を出し、安価で大量に流通するようにする。
被災地の建築費用について補助金を出し、建築会社が被災地から上がった収益については法人税を非課税とする。
こうした、「被災地でビジネスをすると儲かる!」という状態を作り出すことで、災害特需が生まれ、被災地域に仕事が生まれ、お金の流れがよくなります。
震災でとても悲しく、大変な思いをしたけれど、震災後の10年は被災地は好景気になる。
そんな状況を作り出すことが、震災復興の本命ではないでしょうか。
今はまだ物資が足りておらず、一日も早く普通の生活に戻れることを祈るばかりです。
震災の復興が本格化する数週間後には、ぜひ、国が主導をして「特需」を生み出して欲しいと思っています。