社会貢献と商売は相反するのか～社会起業家についての考察～

たまに、大学生で起業を目指している人に会います。
話を聞いていると、とても志が高く、日本を良くしたい！世界を良くしたい！という想いを感じます。
素晴らしい。
そして、何をするのか聞くと、社会起業家になりたいらしく、社会問題を解決する会社を作りたい、と。
具体的なビジネスプランを上げる人もいれば、ビジネスプランはないけれどとにかく社会起業をしたい、という人もいます。
ただ、共通していえることは、「お金を儲けるということは目的ではない。」とはっきり言うことです。
彼らの話を聞いていると、どうしても、もったいないなぁ・・・・と心から感じてしまいます。
なぜなら僕は、お金を儲けることに興味がない起業家で、成功した人を見たことがないからです。
なぜ、そこで社会貢献をしたい、とお金を儲けたい、を同時に考えないのか？
お金を儲けると社会貢献にならないと思っているのでしょうか？
お金を儲けて利益を出し、その利益を再投資していくことで世の中がどれだけ良くなっていったか、便利なものが誕生したか、考えないのでしょうか？
起業への志があるのなら、利益を出す形で社会問題を解決する会社を目指して欲しいと思います。
そうでないと、広がらないからです。
利益を出すモデルで社会問題を解決できるようになると、その社会問題解決は１つの地域に留まらず、日本、さらには世界へ広がります。
社会起業家を目指す若い人達は、ぜひ、利益を出す（マネタイズする）方法も同時に考えて欲しいです。