株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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討論を避ける会社はヤバい

2017, 06/28

日本人の傾向として、一つの議題について討論・議論となったときに、折衷案を落としどころにするという、悪しきものがあります。
僕もどちらかというと、折衷案で議論を片付けがちな傾向にあるので、気を付けています。
折衷案は、危険です。
A案とB案の良い点だけを採用しているように思えて、実際は、1つの方向性へ振り切れていないことが多いからです。
例えば、限られた予算でテレビCMと新聞広告を検討したとします。
意見が分かれ最終的には、それぞれに半分ずつ、となった場合、最も効果の薄い宣伝活動で終わる可能性が高い。
テレビは中途半端な時間帯に中途半端に流れ、新聞広告は全面ではなく半面広告になり、その宣伝活動が失敗した場合も、テレビの失敗か新聞の失敗か、がわかりません。
例えば、新製品を無料で配ろう!というアイデアと、いや、定価で売るべきだ!という意見が対立し、折衷案の、半額キャンペーンを打とう!も、最悪です。
製品は今後、定価では誰も買わないですし、無料で配るよりも口コミ等でまったく広がることもなく、悪循環に入っていきます。
討論を避けるために、または責任を避けるために、1つの意見を貫き通さないことによる弊害はとてつもなく大きい。
自分の意見を貫き通して、「ダメだったら責任とりますから!」と言い切れる人は、社会人に何割いるのでしょうか?
自分が本当に良いと思ったアイデアを貫き通す勇気を、誰もが持つべきだと思います。