誠実に仕事をしないといつかしっぺ返しを食らう、というお話
最近の、不動産業界関係の不祥事を見ていて、つくづく思うのです。
誠実に、約束通りに、仕事をしていないと全てを失うな、と。
約束通りの建物を作る、嘘の資料を作らない、お金をもらったらちゃんと消臭する。
1つ1つの仕事を誠実にやらないと、どんな大きな会社でも危機に陥るのだと思います。
そして、これが難しいのは、組織が大きくなれば大きくなるほど、社員一人一人に目が届かなくなり、数千人の社員のうち一人でもこういった事件を起こすと、大事になってしまうこと。
数千人、または数万人の社員全員が、誠実であるようにすることは、本当に至難の業だと思います。
そのため、大企業ではマニュアルを徹底し、相互に監視できるような仕組みを入れて、性悪説で会社のルールを作らなくてはいけない。
僕が元々働いていた銀行は、まさにそんな感じで、「人はお金を見ると思わず盗みたくなるもの。」ぐらいの性悪説に基づいて、悪いことがバレるような仕組みをとっていました。
そして、定期的なコンプラ研修の中で、ちょっとした出来心で悪いことをしてしまった人がいかにバレて、その後どんな風になってしまったか、みたいな恐怖のストーリーを聞かされるのです。
運転免許の更新のときに見せられるビデオみたいですね。人身事故を起こすとどのくらい人生が変わるか、みたいなやつ。
管理の佐々木君がこの前言っていたセリフが印象的でした。
「過少請求に対して『まぁこのくらいなら損してもいいや。』と思う精神は、過剰請求に対して『まぁこのくらいならもらっといてもいいや。』という精神と同じだ。」
ホント、その通りですね。
その仕事が誠実ではないと感じたときに、自浄作用が働く組織でありたいと思っています。
そして何より・・・・僕自身が!!!