会社は潰れるのが自然の法則
国の調査によりますと、企業が10年続く確率は6.3%。
20年続く企業は0.4%とのことです。
ライナフは今期、10年目を迎えていまして、丸9年生存している、ということになります。
これもひとえに、ライナフにお付き合いいただいているお客様と、一生懸命に働いてくれているメンバーのおかげだと思います。
すごく単純な話にすれば、創業10年以内の会社に働いている場合、10人中9人は会社の倒産に出会う、という話になるのですが、皆様の実感としていかがでしょうか。
(さすがに例えが乱暴ですが。)
経営をしていると、周りの社長の話も含めて、倒産というのものをとても身近に感じます。
例えば今、この瞬間に、ライナフから大規模な情報漏洩や、数日間のサービス停止を伴う障害が起きたら、それでライナフは倒産するかもしれません。
「気を抜けば倒産する」という感覚です。
そしてこれは、ライナフのようなベンチャーだけではなく、大企業でも同じです。
食品偽装、死亡事故を伴う製品不具合、粉飾決算・・・倒産の引き金になるものはあちこちに落ちていて、気を抜けばどんな大企業でも倒産に向かいます。
また、自分たちに非がなくても、世の中の変化でいっきに倒産へ向かうこともあります。
デジカメが普及してフィルムカメラのコダックが破綻し、そのデジカメもスマホの登場で短期間で消えていく。
NetflixやAmazonPrimeの登場で、レンタルビデオがあっという間に消えていく。
厳しいことを言うなら、「時代の変化に合わせて自社を急速に作り変えられなかったことが、経営者の『非』である。」ともいえます。
それだけ、企業が倒産するということは普通のことであり、自然なことなのです。
そんな中、どのように生き抜くか。時代に適していくか。
多くの企業が生まれては消える中、生存をかけて必死に生き抜くことが、企業経営という営みなのでしょう。