AIロボットが普及した世界
イーロン・マスクが、インタビューで「10年後、20年後には、老後のための貯金は必要なくなる。人類は、AIとロボットによって、豊かに暮らせるようになり、働く必要も、お金の心配もなくなる」と、話しているのを記事で見まして、いろいろと考えてみました。
たぶん、彼が話している最大のポイントは、頭脳部分のAIのみならず、フィジカルAIといわれる、いわゆるロボットがAIで自律的に動く状況が間もなく来ることを予想してのコメントだと思われます。
さて、では、AIロボットが人類をすべての労働から解放してくれるのでしょうか?
ということを、いろいろと考えてみました。
鉄腕アトムの世界の想像に、限りなく近いですね。
人類が働かずに生きていける世界
①食料については、様々な農業機械をAIでコントロールするよりも、汎用人型ロボットが広がれば、確かに農業はだいぶ自動化される。
これは本当に大きい。人間以外が主食を自動生産してくれることは、食料の生産効率を劇的に上げる。ただ、ロボットが克服するまでに時間がかかるのが、台風などの緊急時対応対応だろう。人間は、非常事態に対応するために家で待機しながら、ロボットが外で一生懸命食料生産をすることだろう。
漁業は、海上に出るという塩害と揺れと柔軟性が求められる状況は向かないとして、陸地の近いところで養殖する場面はロボットが代替するか。遠洋漁業でとる魚の値段だけ高騰していきそう。
あ、なるほど、電源から離れた場所での活動はロボットが苦手なのか、納得。
酪農は生き物相手の仕事だけれど、日本では広々とした土地で放し飼いする方法よりもゲージで固定して飼育する方法が広がってきているため、ロボットとの相性はよさそう。それでも、動物の出産や病気の対応は人間になるから、農業と同じように、作業は減るけれど近くで待機、になるかな。
②洋服の生産は、衣食住の中では一番最初に手が離れる。そもそも産業革命自体が、自動紡績機の誕生で生まれているので、産業の自動化と衣類の世界は相性がよい。(産業革命は蒸気機関の発明が発端ではなく、水力や蒸気を使った自動紡績の発明がスタートです)
③建築分野は、時間がかかるがロボットが働いてくれそう。ロボットが作りやすい構造の家は安くなり、人間が作らないといけない構造の物件は値段が高くなる。木造建築が、今は鉄筋コンクリートより安いけれど、逆転する、みたいになりそう。
ロボットが作りやすい建築構造、というものを突き詰めて研究していくのはいい。現在の住宅の多くは、工場でプレカットといって、パーツをほとんど作って、現地で組み立てる方法をとっている。
それが今後、ロボットが自分のアームから建築素材の液体を噴出したりして作るような工法になるのではないか。現地でカットし、現地で液体を固体に変えて建築する、という流れ。
④もっとも問題になるのが、電気の使用量。爆発的に増えていく。人間がご飯を食べるのと同じように、働くロボットはとんでもなく電気を食う。
それに対応するためには、石油や天然ガスに頼ったエネルギーでは到底無理で、太陽光発電も転機に左右されるから無理で、結果的には原子力発電所をどんどん増やす、ということになるだろう。
50年後には原発が今の10倍以上は必要になる。
原発の制御はAIがやることで、人間がやるよりもエラーが少なく、精度は高くなる。しかし、もしAIが人類に反旗を翻したときに、人類は電力を使わずに戦わなくてはいけなくなる。
竹槍 vs 最新機器
こうなると、AIが反旗を翻す=人類絶命、は確定になる。
⑤人類は暇になるのか?
ロボットが代わりに働いてくれるようになり、必要な労働時間が減った分、人間の余暇は増える。これは間違いない。
ただ、人間は暇に耐えらえる人間ではないと思っていて、暇になったら他の国を侵略しに行くだろう。
結果的に、AIの兵器によって、よその国のAIを乗っ取ろうとしたり、原発をつぶしたりして、自分たちの領土を増やそうとする。
暇が増えれば増えるほど、侵略戦争が増える。
たぶん、AIロボットが最も進んでいる国が、暇を持て余し、他の国に対して「国民を労働から解放する」という大義名分をもってして、他の国を侵略しようとするだろう。
軍事力も圧倒的に高くなっているだろうから。
侵略して、その土地に原発をどんどん建てて、どんどんロボット化して、また侵略して、を繰り返すんだろうな。
労働って、人類が争わずに、やりがい、生きがいを持って生きていくためには、必要だと、僕は思います。