株式会社ライナフ

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モノ作りがドッグイヤーに巻き込まれた

2016, 09/27

ドッグイヤーという言葉はご存知でしょうか。
IT業界を表現するのに、昔よく使われていたのですが、犬の1年は人間の7年に相当する、つまり、今まで7年分かかっていた進化が1年で進むという、「この業界よくわからないけど爆速だね!」ってときに使われる言葉です。
Webに関してはまさにその通りで、他の業界の7倍の速さで進化し、そして7倍の速さで企業が誕生→繁栄→衰退をしている気がします。
一方、モノ作り分野、例えば家電ですと、以前よりは進化の速度が速くなった気はするものの、大きくは変わっていません。
冷蔵庫も、洗濯機も、エアコンも、10年前より確かに進化してきていますが、大きく変わった気はしません。
そう、今まで、は。
IoTという言葉があるように、家電などのモノが、どんどんインターネットにつながり始めました。
するとどうなるでしょうか。
モノ作りの分野がIT業界に引きずられるように、進化の速度が速くなってきました。
これから、ネットにつながる冷蔵庫は、今はただ「中身が遠隔で確認できる」程度ですが、ネット経由で機能が更新されるため、「中身の量によって電力を節約する」「中身が減ったら自動的にAmazonで注文する」「中身から今日のおかずを提案してくる」などの機能がどんどん追加されていくことでしょう。
さらに、「冷蔵庫の中身がビッグデータとなることで農家の生産量が調整される」「食料品の在庫が可視化されることで販売価格が変動する」ことも考えられます。
全て冷蔵庫を例に出しましたが、モノがインターネットにつながるということは、今後、モノ作りも7倍のスピードで進化を遂げていく可能性が高いということです。
そんなバカなぁー、と思った方もいらっしゃると思いますが、10年前に、これだけFaceBookで実名情報が飛び交い、LINEなどで手軽にメッセージがやりとりできて、国内も国外も無料で会話ができる、という状況を予想できたでしょうか。
時代は、7倍速へ。