資産を親から受け継いだ人に思う不満
不動産関係の仕事をしていれば、みんな、すぐ出会うと思います。
地主、という、親からの土地を受け継いでいる人たちに。
多くの地主さんと会い続けることになるので、妬む気持ちも、羨ましという気持ちも、すぐになくなります。
僕自身、不動産を4棟買っていたので、その時点では小さな地主でした。(今はいくつか売ったので、とても地主なんて規模ではありませんが。)
同じ不動産オーナーになったためか、以前よりも地主の人達について思うことがあります。
その親からもらった資産で、なぜもっとチャレンジをしないの?
地主の方々の発想は、基本2つ。
「親世代よりも資産を増やす。」「親世代の資産を減らさない。」です。
相続税があるため、何もせずに放置をすると、自然と親世代よりも資産を減らすことになります。
だから皆さん、親世代よりも資産を増やし、かつ、節税で防衛する、という行動をとります。
でも、これって少し、寂しくありませんか?
リスクをとれるだけの資産がある人たちが、世の中に新しい価値を生み出そうとしないというのは。
10億円の資産を受け継いだなら、1億円はリスクを取って世の中に貢献できる、新しいチャレンジをしないのですか?
失敗しても食いっぱぐれないだけの資産があれば、どんどんチャレンジできるのに、なぜしないのですか?
親の代から資産を受け継いだ人こそ、日本を大きく変えられるチャレンジができる環境が整っているのに、なぜ、しないのですか?
僕が地主の方々と話していて、常々思うことです。
ちなみに、僕も不動産投資を成功させて、その家賃で食べながら、数年に1棟ずつ増やしていく、という地主的な道もあったのですが、それでは生きている意味がないため、自分の不動産を売ったお金を資本金にして、挑戦し続けています。
親から資産を受け継いだ人たち。
ぜひ、大きなリスクをとって、どかーーーんとチャレンジして欲しいものです。