大手企業で、ベンチャーとの提携がブームになっています

昨日、LIXILのアクセラレータープログラムのプレゼン大会に参加してきました。
応募総数１０８組中、書類通過３８組の中から、面接審査を経て１０組のファイナリストになりました。
結果は、今回も１番はとれず、「アライアンス賞」という、「提携を検討してあげますで賞」的な内容でした。
これで、大手企業LIXIL様との提携の門が広かれた、と。。。
ただ、ここ最近、大手企業がこぞってベンチャーと提携するためのアクセラレータープログラム（支援プログラム）を立ち上げているのが、どうも気になります。
これらのプログラムから本当に大きな提携、飛躍に結びついた会社をあまり知らないからです。
今回のプレゼン大会でも、「で、君たちはうちと提携して何がしたいの？」と、審査員の方に聞かれました。
審査の基準も、やはりシナジー（提携効果）が一番の評価ポイントだったと、後で説明をされました。
んーーー、これって、単に大手企業が
「うちにメリットのあるプランを持ってきたら検討してあげても良いですよ。提携するかどうか、使うかどうか、出資するかどうかは確約できませんが、とりあえず、うちにとって良いプランを持ってきてくださいよ。ベンチャー企業は大手企業と組みたいんでしょ？」っていう、単なるビジネスコンペじゃないのだろうか・・・。
なんというか、大手企業が「お金はある！信用力もコネもある！だから、これから生まれるベンチャーを支援したい！」っていうのなら、わかるのですが、明確にシナジー前提になると、単に大手にとって都合の良いコンテスト以外の何物でもない気がする。
大手企業様、どうか、自社にとってメリットがあるかどうか、ではなく、社会にとってメリットがあるかどうか、という視点から、ベンチャーを見てあげてください。