Amazonの快進撃がとまらない
いや、本当にAmazonがすごいです。
Amazonをネットの本屋さん、だと思っていた人は、今頃、どう思っているのでしょうか?
こうなることを、誰が予想できたでしょうか?
何がすごいか。
1:「買い物」という行動全てを支配し始めている。
本の取り扱いに始まったAmazonですが、今はあらゆるものの買い物ができるようになり、マーケットプレイスという機能によって楽天のようにいろいろな中小店舗がAmazonに出店できるようになりました。
楽天と違うのは、いちいちその店の会員になったりクレジットカードを登録し直したりする必要がないこと。
僕は楽天よりもAmazonの方が使いやすいです。
そして、今はリアル店舗での展開も始まりつつあります。
2:IoTの使い方をわかっている
ボタン一つで購入できるAmazonダッシュボタン、電子書籍Kindle、音声認識システムAmazonEchoなど、多くのIoT製品をリリースしていますが、そのどれもがサービスを使わせるための手段として作られており、これまでネット上で提供されていたサービスが、急速に現実世界に現れるようになってきました。
3:クラウドサーバー分野で圧倒的
AWSというクラウドサーバー事業が急成長しています。この部分だけは、本業とは一貫性のない、まったく別のビジネスに見えるのですが、ものすごい金脈を掘り当てた感じです。
ざくざく儲かっているようです。
ライナフもお世話になっています。
4:音声認識Alexaがすごい
AmazonEchoに搭載していたAlexaの広がり方が、今、すごいことになっています。
まだ英語対応に限定しているため、日本人にはまったく馴染みがありませんが、連携している家電や車は増えるばかりです。
スマホが登場し、そのOSがApple、Googleの2強になったのと同様に、今後、家電や車への指示が言葉になると、OS提供者としてのAmazonの存在感が一気に高まります。
繰り返しますが、昔のAmazonは、ネットで本が買えるだけのサイトでした。
でも、もし、この時点でAmazonが欲を出して、本以外を扱っていたら、今の成功はあったでしょうか?
まずはネット本屋として圧倒的な地位を築いたからこそ、今のAmazonがあることは、疑う余地がありません。
恐るべき選択と集中。
今、最もお手本にしたい会社です。