あったらいいね、と、必要不可欠、の谷間
2017, 03/21
製品を開発しているときに、非常に大事な質問です。
「その商品は世の中に必要不可欠か?」
とても難しい質問だと思います。
極論、生きていく上で必要なのは衣食住であり、それ以外は全て必要不可欠ではありません。
ですが、すでに人類は必要不可欠なもの多く持っています。
必要不可欠なものに、Wifi、がランクインする時代が来るとは、思ってもみませんでした。
この、あったらいいな、と思われるレベルの商品と、必要不可欠だと思われる製品の違いは何でしょうか?
スマートフォンがない時代、特に不自由はなかったのですが、今は必要不可欠です。
インターネットも、携帯電話も、カーシェアリングも、全て、無いときは無いで不自由がなく、一度、それに慣れたら不可欠になっていました。
そう考えると、あったらいいね、と必要不可欠、の谷間は、一度使ったあとにもとに戻れるかどうか、の違いだと思います。
一度そのサービスを使ったら、もう、後ろには戻れない。
それだけの心地よさを生むサービスこそ、次世代の必要不可欠サービスとなるのでしょう。