インターネットはフリーランスの年収を上げたのか?
2017, 05/02
世の中には、フリーランスという職業人がいます。
私もいろいろなフリーランスの方にお世話になっている一人です。
フリーランスの方は、組織に属さず、自分で仕事をとってきて、仕事をし、納品をします。
ライター、プログラマー、デザイナーという専門職から、データ入力、手作業、などの単純作業まで様々です。
当初、インターネットによるフリーランスの方への発注が流行り始めたころは、
「腕があれば世界中から仕事が来る。これからは組織に属さない仕事が主流になる。」という見方もありました。
しかし、現実を見ると、インターネットの登場によりフリーランスの方の年収は上がるどころか下がっている気がします。
例えば、あるプログラムの仕事について、ひと昔前なら「いつもお願いしている〇〇さんに頼もう。他を探している時間もないし、こっちのことも良く分かっているから。」となった仕事でも、今では同じ仕事内容をサイトに掲載し、半分の金額でも、やりたい!という人が集まるのです。
もちろん、やりたい!と手を挙げている人は他に仕事がない人なので、超一流というわけではありません。
超一流の人は、一度仕事をするとすぐにそのお客さんが固定客になるのでサイトで仕事を募集する必要はないのです。
結果、サイトに書き込んでいる人の質はどうしても下がりがちで、質が下がる分、価格勝負となり、仕事の単価が下がっていきます。
インターネットは、多くの人に平等に機会を与えました。
その結果が、全員の年収ダウンです。
世の中、甘くないですね。