今日からはじめる経営者になる方法
ンチャーへの入社を志望される方の理由に多いのが、「経営に参加したい。」や「経営者を目指したい。」というものです。
しかし、果たしてそれは転職をしないとできないものでしょうか?
経営者として仕事をするのは、実はそれほど難しいことではありません。
独立が簡単である、という意味ではなく、会社で働きながらでも経営と同じ目線で仕事をすることは、そこまで難しくはない、という意味です。
例えば、今、あなたが東芝の社員だったとします。
経営側を非難するのは簡単ですが、経営側がなぜあの判断をしたのか、自分だったらどう判断するのか?という視点で考える人は少ないでしょう。
なぜ、あのときに原子力発電に投資をしたのか?なぜ、東芝メモリーを売却しなくてはいけないのか?
東芝メモリーを売却しなくても良い方法はないのか?
決算書から読み解ける赤字の原因は何か?
仮に自分が、今日から東芝の社長になったつもりで考えはじめると、多くの情報を集める必要があり、「こんな少ない情報じゃ経営判断できない!」となることでしょう。
しかし、それは現場の経営者も同じで、情報はまったくそろっておらず、数少ない情報から将来を予想して意思決定をしています。
つまり、足りない情報で判断をしなくてはいけないのも、経営の仕事なのです。
さて、いきなり東証一部上場の歴史ある大企業、東芝の社長を担うのは、あなたには荷が重いでしょう。
ではもっと身近な会社で考えてみてください。
あなたが今、働いている会社です。
あなたが今働いている会社の社長になったつもりで、考えてみてください。
そうすることで見えてくる視点が必ずあります。
そしてその考えたことや視点をどんどん上司や経営層に話していきましょう。
すると、「君にはこの視点が欠けている。」というアドバイスもくれるはずです。
経営者ではないけれど経営者の視点で物事が考えられる人が、将来の経営を担う人材になるのです。