全ての仕事は整理から

社会人になって最初に働いていた不動産会社に、一人でマンションプロジェクトを２，３つ回している人がいました。
マンション開発チームはその人、一人だけで、ファイナンス～土地取得～ゼネコンへの発注～販売代理設定、までを一人でやっていました。
その人のデスクの上は常に綺麗に片付いていて、引き出しの中にはプロジェクトの名前のラベルが張られたファイルがずらりと並んでおり、インデックスが付けられ、とても美しかったです。
僕が「見事な整理ですね・・・。」と話したら、「いやいや、整理してないと、これだけの仕事量はこなせないんだよ。とてもじゃないけど。」と言われました。
とても印象深く、それ以来、自分でも整理をすることが仕事量を増やすことだと思い、整理に気を使っています。
名刺をスキャンする時、全て業種ごとにタグをつけます。5秒だけ余計にかかりますが、「メディアの人達に一斉配信しよう。」と思ったときに、とても時間が削減されます。
PCのデスクトップは一時置き場としてだけ使い、1週間に一度、ほぼ０にするために大整理をします。
デスクトップに貼る付箋同様、片付いていない仕事のファイルだけを残します。
僕は今ままで、整理は苦手だけど仕事ができる！という人には出会ったことがありません。
仕事が出来る人は、漏れなく整理が上手い。
経営者は破天荒な人が多いと思われがちですが、異常に几帳面で、綺麗好きな人の方がずっと多いです。
飲んだり遊んだりするときは大ざっぱだけれど、仕事となると、会社の中で一番細かいのが社長、というのはよくあることです。
デスクトップが散らかっていると起きは、心が散らかっている証拠、なんて独り言を言いながら、ポチポチと整理をしている今日の午後でした。