広告をする儲け話はやめておこう
2017, 09/29
実は、ファイナンシャル・プランナー1級の資格をもっておりまして、たまに友達から資産運用の相談を受けます。
本当に、いろいろな儲け話があるものですね、世の中には。
僕の中で、確かな一つの法則があります。
それは、「広告をしている儲け話には良い話はない。」というものです。
アパート経営しかり、投資信託しかり、FXしかり。
広告費をかけてまで広めようとしている儲け話は、どう考えても割が悪くなるのです。
例えば、100万円を投資すると、50%の確率で150万円に増え、50%の確率で80万円に減る、という投資があるとします。
本来のリスク・リターンで考えたら、悪くない投資です。
ただ、ここに販売会社が介入をすることで、販売会社の利益がとれるため、本来は150万円のリターンが期待できるものが、120万円のリターンに減ってしまいます。
そうなると、50%の確率で80万円に、50%の確率で120万円に、となるので、すでに投資する意味がなくなってきています。
広告をしてまで紹介されている儲け話は、広告費や営業費がのってくるため、どうしても投資としてのうまみが落ちてきます。
アパート建築でいえば、通常の建築よりも高い建築費になりやすいですし、ワンルームマンションでは、販売会社が安く仕入れてたっぷり利益を乗せて販売されていますし、投資信託では、高い手数料と維持費(信託報酬)がかかっています。
本当に良い儲け話は、自分の足で見つけてきた人だけが手に入れることができる、ちょっとしたお宝みたいなものなのです。