株式会社ライナフ

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CEO BLOG
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人は自分が理解できないものに魅力を感じる(投資の話)

2017, 10/04

最近、立て続けに「元本保証、利回り10%以上」という素晴らしい(棒読み)の投資商品の話を聞く機会があり、なんだかなぁーー、という気になっています。
当然ですが、投資というのは、リスクとリターンで構成されます。
その儲け話の内容を聞くと、「海外の富裕層向けの銀行が発行している特殊債があって・・・」とか、「未公開の株で上場が決まっているのだけれど、緊急に資金が必要で・・・」とか、まぁ、いろいろな儲けの理由が出てくるわけです。
海外の銀行が発行しているものなら、為替のリスクがあるから元本保証は無理ですよね?とか、上場は直前まで承認が下りるかどうかがわからないから、未公開株を買っても上場しないリスクがありますよね?とか、普通にツッコミたい内容がたくさんなのですが、結構、普通に騙されてしまうのですよね・・・。
お決まりのパターンがあって、
①元本保証、中途解約可能、それでいて高利回り。
②運用会社はインターネットで検索してもでない。
③知り合いの間にだけ出回っている、特別なお話。
④信頼できる人からの紹介。
この4つは、型にはまったように同じです。
そもそも、人から投資運用のためのお金を預かるには金融商品取引法の免許が必要であり、その免許をとらずにやっている違法業者を、なぜ信じてしまうのか?
「法律で縛られると良い投資にならない。」という良くわからない理屈は、「保健所がはいると美味しい料理が作れない」といってモグリで経営している飲食店のようなもので、危険極まりないです。
法律を守ろうとしない会社にお金を預けて損をしても、法律は守ってくれません。
こういった儲け話を聞くと、ついつい、ガチで論破しにかかるのですが、たいていは何故か上から目線で「滝沢さんも知らない、お金が増える世界があるのですよ。それを理解できないのは可哀想ですね。」って感じで、上から目線で、残念な子を見る感じで帰ってくるので、途中で諦めます。
人は、なぜか自分が理解できない、未知の世界の投資話に魅力を感じます。
儲け話を持ち込まれた方、その投資がどんな話であれ、最低限、法律を守っている会社にお金を預けてくださいね!