どこと組むか、が重要だ。

別に、偉そうに言っている訳ではなく、調子に乗っている訳でもありません。
ただ、切実に、最近「どの会社と仕事をするか。」を選ぶべきだと、感じています。
繰り返しますが、ちょっとテレビに出ていイイ気になっている、とか、天狗になっている、というわけでもありません。
ただただ、ベンチャーは人数が少なく、リソースが限られているため、複数の会社と同時にプロジェクトを進めるのは難しく、そして、大手と違って体力がないため、失敗が許されない、という状況のため、どの会社と組むのが会社として成功率が一番高いか、を慎重に見極める必要があるのです。
共同プロジェクトのお誘いをいただく大手企業からすると、「せっかくうちのような大手が声をかけてあげているのに、なぜ乗り気じゃないのか？」と思われるかもしれませんが、体力もあり人員も多い大手企業が取り組む新規事業の意味と、資金も人員もないベンチャー企業が社運をかけて取り組む新規事業は、意味が違うのです。
・その企業と一緒にやることで、どの程度の信用補完になるか。
・その企業と組むことで、今後のビジネスの広がりはどこまであるか。その企業一社か、それとも多くの会社と組めるようになるか。
・その企業の担当者は、自社の利益しか考えない人か、業界の利益を考えられる人か。
・一緒に始める新規事業は、うちの今後やりたいと思っている事業のロードマップから外れていないか。
・その事業に新規性はあるか？ニュースバリューはあるか？
いくつものことを考慮した結果、どの会社と本気で取り組むかを決めます。
本気で組んだら、あとは、結果を出すだけです。
ベンチャーだから、人が少ないから、若手が多いから、といった言い訳は一切なしに、大手企業相手にも遜色のない、丁寧な仕事を心がけています。
どこと組むか。
社運をかけた、決断なのです。