新社会人の皆様へ

新社会人となった皆さん、おめでとうございます。
ようこそ、社会という名のプールへ！！
これまで、まったく水に入ったことがなかった人も、アルバイトという形で片足だけ水に入れたことがある人も、今日からはどぶーーんと、社会という名のプールの中で泳ぐ必要があります。
就職活動のときに、自分は何がやりたいのか？どんな仕事をしたいのか？いろいろと自己分析したり、想像したりしましたよね。
ですが、水に一度も入ったことがない人が、自分の得意な種目を見極めることができないように、社会に出たことがない人が自分に向いている仕事が何かを見つけるのには、まだ時間がかかると思います。
事務作業が得意な人もいるし、人と話すのが得意な人もいます。
人と話すのが得意だと思っていたら、でも営業は苦手でぜんぜん結果が出なかったり、日ごろ無口で淡々と話す人が営業ですごい結果を出したりもします。
要するに、あなたの持っている可能性は、まだ何も決まっていない、ということです。
社会人1年目から、すごいパフォーマンスを出せるなんて、思わないでください。
自分の思うようにできなくても、他人と劣っている、と感じて劣等感を持たないでください。
最初からスマートに仕事をこなせるなんて、思わないでください。
先輩に迷惑をかけるのが申し訳ない、と思わないでください。
社会人1年目では、まず、社会というプールの中において、水に慣れる事と、最低限のルールを守ることを覚えましょう。
水に慣れる、というのは、毎朝ちゃんと起きて身だしなみを整えて出社して仕事が終わったらちゃんと寝て休む、ということで、
最低限のルールというのは、遅刻しないことや、挨拶をすることです。
これらを身に着けずに、いきなり「自分はスーパールーキーを目指して頑張る！」と張り切って泳ぎだす人が多く、見ていて危なっかしいです。
もし、自分が最初に選んだ種目が合わないと思ったら、種目を変えることもありです。クロールから平泳ぎに変えるように、最初に入った会社を辞めて転職をするのも、ありです。
最低3年間、とかあまり考えなくて良いと思います。
泳いでいる最中に疲れたら、その場で浮かんでても良いです。
休みましょう。
ただ、プールから上がるのは、危険です。
気を付けましょう。
泳ぐに疲れた結果、プールから上がる（＝社会と離れる）と、また水に入るのが怖くなります。
辛いこと、退屈なこと、理不尽な事、不条理なこと、など嫌なことはたくさんあるでしょう。
手を抜いても、さぼっても、酒を飲んで愚痴を言っても良いので、社会というプールには留まってください。
水の中にいれば、いずれは自分の得意な種目を見つけたり、泳ぐのが楽しいと感じる日が来たり、一緒に泳いでいる仲間を心から信頼して頼もしく思ったり、する日が来ます。
社会という大きなプールの中で、あなたと仕事が出来る日を楽しみにしています。
※ちなみに、ライナフは現在、新卒を採用していませんので、新入社員への挨拶をする場があったらこんなことを話したいな、という妄想で書いてみました。
※よく、社会は海に例えられますが、一定のルールのもと、泳ぎ続けるという意味でプールの方が合っていると思っています。