骨髄移植体験記その2
最初の面談から約1か月後、また大学病院に呼ばれました。
次は、約1日をかけての精密な検査です。
問診票をもって、言われた通りにいろいろな科の検査を受けていきました。
何科で何の検査をしたのか、ほとんど覚えていないのですが、とにかく注射の数が多かった。
注射は10回くらい、刺された気がします。
血を抜かれたり、何かを入れたり・・・・。
骨髄移植において、重要なのはDNAレベルでの適合性らしく、今回は僕のDNA検査をするそうです。
これだけ注射をされても、「滝沢さん以外にも、最大4人まで同時キープされているかもしれないし、滝沢さんだけかもしれないし、それはわからないようになっています。」とのこと。
これだけ時間を使ったので、いっそ、僕に当たらないかなー、と、当選を祈っていました。
精密検査が終わった後は、医師から再度、骨髄移植をするリスクについて説明を受けました。
これまた2時間程度?の、死ぬリスクや障害者になるリスクについてです。
これらのリスクは、骨髄液を腰から取るその手術のせいというよりも、全身麻酔をかけたときに、麻酔と相性が悪いと、危ない状態になるそうです。
この時点で、なんかもう、「死んでいいのね?最悪、死んでも文句いわないね??」っていう念押しが強すぎて、結構な確率で僕、死ぬんじゃね?って、少しビビったのを覚えています。
でも、いつも極論的に「交通事故の確率よりは低い」という考えをする派なので、今回も、OKですー了解ですー死んでも文句をいいませんーー、と、二つ返事をしました。
ただ、僕はこの時、この先に待っている出来事を、まったく予想できていなかったのです・・・・(つづく)