ライナフを退職した人と飲みました
今年1月にライナフを退職して、今、別のベンチャーで働いている人と飲みました。
共通の知人も入れて、4人くらいで。
退職者と飲むのは初めてなので、少し緊張をしました。
経営者になってから、退職、という出来事が、こんなにも自分の心に影響を与えるものだと、初めて知りました。
僕が新卒で入社した不動産ベンチャーの社長も、退職者が続いた時期に、目が生気を失っていたり、言うことがちぐはぐになったりしていたのですが、今はその気持ちがとてもよくわかります。
退職、という事実を、どう受け止めるべきか、僕にはまだ答えがありません。
その人の人生であり、職業の選択は自由であり、職業による自己実現は大切です。
一方、ライナフを退職するということは、ライナフの中では自己実現ができない、ということであり、ライナフで働くよりも良い選択だと思った、ということです。
この事実は、そのライナフを作っている自分に、大きな反省を促し、心にぐさりとナイフが刺さります。
仮に、他の会社で今の年収の倍額を提示されたから退職します、と言われても、それだけの水準の年収を払えていない、高い年収を払えるようなビジネスモデルを作れていない自分の不甲斐なさに泣けてきますし、新しいことにチャレンジしたくなった、と言われても、新しいチャレンジの場を社内で作れなかった自分の甲斐性のなさに落ち込みます。
もちろん、ライナフが楽しくない、とはっきり言われても、当然落ち込みます。
つまり、退職が出るという事実すべてが、自分への反省になるわけで、「仕方ないよね。」って心の中で言い訳をしても、それがいい訳だと自分でわかっているので、やはり、涙が出てきます。
世の中の経営者の皆さん、管理職の皆さん、全員が通る道なのだと思うのですが、みんな、どう自分の気持ちに折り合いをつけているのかなぁ・・・・。
(ライナフメンバーや社外の人も見ているこのブログに、この記事を書くかどうか、すごく悩みましたが、今回は書きました。)