国柄と個人

中国で仕事をしている中で、とても信頼できる、素晴らしい中国人に出会うことがあります。
仕事への責任感は強く、友達想いで、プロ意識が高い。
その人は37歳で金型会社の社長をしているのですが、話していて、いつもいろいろと勉強になります。
 
よく、「中国人は・・・」という国ごとに人柄をまとめた表現を耳にします。
例えば、「中国人は自己主張が強い。」「中国人は適当。」「中国人は裏切る。」などですね。
 
これは、国民性全体で言えば、あっている時が多いんだと思います。
 
それは、海外の人から「日本人はまじめ。」「日本人は勤勉。」と言われているようなもので、
日本人の私からすると、日本人の中でも不真面目な人はいるし、勤勉じゃない人もたくさんいるのですが、
海外からそう見られることに、納得感がある。
それは、日本人の多くがそうだからでしょう。
 
中国人も同じで、「中国人は自己主張が強い。」と言われたら、多くの中国人は納得すると思うのです。
ただ、全員が同じではなく、自己主張の苦手な中国人もいる、ということですね。
 
昨今、日中、日韓関係が悪化するほどに、「・・・人は・・・だ」が増えてきていて、なんか、お互いにレッテルを張り合っている感じがします。
確かに、政治外交の視点から考えると、中国にも、韓国にも、いろいろと言いたいことは多いのですが、個々人と合っていると、中国人にも韓国人にも、
素晴らしい人はいるもので、お互い同じ目標をもってビジネスをしている時などは、気持ちも一つになっていると思います。
 
僕も、外からみて恥ずかしくない日本人でいられるよう、頑張ります。