教育はすべての業務に優先する
上手くいく会社と、上手くいかない会社、その差はどこで生まれるのでしょうか?
答えは1つです。
働いているメンバーの質です。
もし、その業態が下り坂になっても、
もし、ライバル企業がヒット商品を出しても、
もし、大きな自然災害に見舞われても、
もし、良いビジネスモデルが確立できていなくても、
働いているメンバーの質が高ければ、その会社は勝てます。
また、中小企業と大手企業の差を決定づけるのは、上記のような事態に対して、社長だけが考えるのか、メンバーの多くが考えるのか、の差でしょう。
ビジネスの向かう先、ヒット商品を作ること、自然災害に見舞われたときの対応、ビジネスモデルの確立、これらを「社長が考えるから」と全社員が思っていたら、その会社は中小企業で終わるのだと思います。
考えることを、生み出すこと、実行できることができるメンバーが、社内に何人いるか。
それが、その会社のもっている本質的な力であり、その力がある会社は、何をやっても上手くいくのです。
そう考えると、会社の運営においてもっとも大切なのは、教育なのかもしれません。
メンバーへの教育を怠らず、メンバーの質を上げ続けることが、地道ですが会社を強くしていく近道なのでしょう。
「そんなことを言ったって、会社がコストを負担して教育をしても、スキルの上がったその社員は、辞めて独立したり、もっと年収のいいところに転職したり、給料を上げて欲しいと交渉してきたりするじゃないか!」
って、だいたいどの経営者も言うのですが、それを言っている間は中小企業からは脱せられないでしょう。
会社がコストを負担してでも、教育をすること。
スキルが上がった社員が、独立しても、転職しても、給与交渉してきても、それでも、会社は教育にコストをかけ続けること。
その覚悟が、大企業を目指す経営者には必要なんだと思います。