契約書脳について
契約書脳という言葉をご存じでしょうか?
ご存じない?
それはそうですね、僕が勝手に作った造語ですから。
では、言葉を変えると、あなたは契約書や利用規約を読み込んで、理解するのが得意な方ですか?それとも、苦手な方ですか?
さらに言うと、契約書や利用規約を、0から書ける方ですか?
ビジネスをしている中で、いろいろな脳みその筋肉を使います。
コミュニケーション、決断力、演技力、などなど。
その中の大事なものの1つに、契約書などの作成力、理解力があると思います。
よく、地頭がいい、と言われる人や、高学歴の人ほど、この能力が長けている傾向にありますが、一番大事なのは、場数です。
どれだけの契約書を読んだか?その契約内容を、ちゃんと理解したか?
そして、その契約内容を自分事として考えて、ちゃんと向き合ったか?
こういった経験値が、契約脳を育てます。
弁護士さんは、日々、この契約書を見続けているのでその道のエキスパートですが、弁護士ではないビジネスパーソンも、この契約脳については必須の能力ではないかと考えています。
僕は、新卒で入った不動産会社が、ベンチャーの小さい会社だったため、契約書専用の部署がなく、全部、自分で契約書を作っていました。
提出すると、50か所以上の訂正をもらうのですが、当時の先輩が優しい人で、1つ1つ、その契約の背景や、なぜこの言葉が必要なのか?を説明してくれました。
大学生から社会人になった、最初の段階で、契約脳を鍛えることができたのは、本当に幸運だったと思っています。
例え、頼りになる弁護士がついていたとしても、弁護士とちゃんとした会話をするためには、やはり契約脳は必須です。
鍛えてみたい!と思う方はぜひ、自社のサービスの契約書や規約を自分が腹落ちして、人にかみ砕いて説明ができるところまで、理解するようにしてみてください。
びっくりするほど、契約脳が鍛えられて、世界が開けますから。